母の日
5月14日(火)
5月12日(日)は母の日でした。
子どもたちが思い思いに、お母さんへ言葉で感謝を伝えたり、お手紙を書いたり、プレゼントを作ったという話を聞きました。本当に素敵なことだなと心から感じます。
当園では、母の日にクラス全員が同じ作品を制作することをしません。その理由として、保育者が『母の日だから、これを作ってお母さんに「ありがとう」と言おうね』と強制することに違和感を持つからです。
子どもたちと、なぜ母の日があるのかを話し合うことの方が、より重要に感じます。
7日(火)に、以上児へ向けて話をしました。お母さんがいなければ自分は生まれていないということから始まり、お母さんはなぜ自分のお世話をしてくれるのか・お母さんが自分を叱るのはどうしてなのか等、子どもたちは真剣に聞いてくれました。
翌日から、各クラスでは「りゅうこくタイム」(輪になって話し合う時間)の中で、母の日について話し合いがされ、「ありがとうと言いたい」「お手伝いがしたい」「プレゼントを作りたい」と子どもたちの方から発言があったようです。
この自発的な思いや行動が、母の日に意味をもたらすと思いました。
12日、私は施設にいる母と面会してきました。認知症が進み、もう私のことはわからないのですが、顔を見て「ありがとね」と伝えることができ、それが自分の中で心温まる瞬間でした。