学校法人 函館龍谷学園

認定こども園 龍谷幼稚園 -りゅうこくようちえん-

もうすぐ生活発表会!

園長先生のひとりごと

もうすぐ生活発表会!

12月5日(木)

いよいよ今週の土曜日が生活発表会です。
園内は、元気な歌声や楽しい活動をしている声で毎日にぎやかです。

龍谷幼稚園では、子どもが「自分で選ぶ」「自分で考えて決める」「自分から行動する」ことを大切にしています。
保育者が指導・教え込み、子どもたちが一斉に同じ活動をしていたのは、もうずいぶん昔のことです。
自ら考え・選択して行動することは、自分に自信を持つために大切な体験で、その体験が少しずつ自己肯定感を育んでいきます。
「誰かの指示がなければ行動できない子」は大人になってからも、自分に自信が持てないのです。

もう一つ大切にしていることは、「遊びから学ぶ」です。
4月に進級・入園してから、各クラスでの活動や異年齢の関わりを通して、子ども同士のぶつかり合い・譲れない場面・我慢することや譲ること・譲られること・みんなで協力して何かを成し遂げること・達成感や自己有用感を持てる体験や保育者との繋がり…すべてが遊びの中で学びとなっていきました。

当園の大切にしているこの2つが、発表会の演目の中に表れています。
お遊戯やオペレッタなども素敵な発表ですが、龍谷幼稚園の大切にしている活動を発表演目にして、皆様にご覧いただけることが何より嬉しいです。

どうぞ、当日をお楽しみに!

承認欲求

10月21日(月)

最近はよく使われる言葉ですが、私が若い頃にはそれほど耳にしなかったように思います。
辞書で調べると「他人から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい、という欲求のこと」と書かれています。
大人も子どもも自分が認められたいと思う気持ちは同じで、認められると心が満たされ、やる気にもつながります。
ただ、気を付けなければいけないのは、承認することと似ているようで全く違う「おだてる」ことです。

承認とは、相手が何をして何を思っているかを正しく知った上で評価すること。
おだてるとは、状況を理解していないのに適当に誉めて調子づかせることです。

「みてみて!」「今日こんなことしたよ!」という場面で、子どもは親に認めてほしいと思って話しているのに、適当な相槌や誉め言葉を言っていると、子どもは本当に承認されているかどうかを察知します。
また、親が言うことを聞かせたい時に子どもを誉めまくっても、本当の誉め言葉ではないことが子どもはちゃんとわかるので、結果意味のない言葉になってしまいます。

幼い頃から正しく承認されていたら、子どもはどうなるか?
いつも私が口にする「自己肯定感UP」です。
そこが安定していれば、自分以外の人も大切に思える人間になります。

当園では、園児の思い・結果に至るまでの背景やプロセスを理解し、気持ちや行動を承認することに重きを置いています。
きっと、信頼している大好きなお父さん・お母さんに認められたら、もっともっと心が満たされるはずですね。

子どもが小さいのは今だけ

9月30日(月)

先週の金曜日は親子遠足でした。
お天気にも恵まれ、虫たちにも恵まれ(?)楽しい1日を過ごせたように思います。
親子遠足でレクを楽しんだりする園もありますが、当園は「親子」で遊ぶことを目的としているので、この日は皆さん親子で楽しむ姿が見られて、とても嬉しく思いました。
子どもだけを遊ばせて、シートの上でお母さん同士のお喋りに花を咲かせている方も何名かおられ、そこは少し残念でしたが。

いつも思います。子どもが小さいのは今だけで、中学生くらいになったら一緒に出かけることも少なくなってしまうのに、と。
このような話をすると、今現在が大変なんだから、そんなこと言われても余裕がない!と仰る方もいます。
でも、実際に子どもが自立して必要とされる場面が減った時に、ふと思う瞬間がくると思います。
「あの時もっと遊んであげれば良かった」「面倒くさがらないで絵本を読んであげれば良かった」「もっと話を聞いてあげれば良かった」
それを経験しているからこそ、今を大切に過ごしてほしいと思います。

子育て真っ最中のうちは、自分の時間も少ないですし、イライラすることも多いかもしれません。
でも、子どもが小さいのは今だけですし、必要とされることがどれだけ貴重か、そして必要とされなくなる日を想像してみてください。
もちろん、無理強いではありませんが、子どもとの時間は親の心に残る思い出作りでもあるんです。
小さな可愛い子どもたちと遊ばないなんて、損ですね😊