承認欲求
10月21日(月)
最近はよく使われる言葉ですが、私が若い頃にはそれほど耳にしなかったように思います。
辞書で調べると「他人から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい、という欲求のこと」と書かれています。
大人も子どもも自分が認められたいと思う気持ちは同じで、認められると心が満たされ、やる気にもつながります。
ただ、気を付けなければいけないのは、承認することと似ているようで全く違う「おだてる」ことです。
承認とは、相手が何をして何を思っているかを正しく知った上で評価すること。
おだてるとは、状況を理解していないのに適当に誉めて調子づかせることです。
「みてみて!」「今日こんなことしたよ!」という場面で、子どもは親に認めてほしいと思って話しているのに、適当な相槌や誉め言葉を言っていると、子どもは本当に承認されているかどうかを察知します。
また、親が言うことを聞かせたい時に子どもを誉めまくっても、本当の誉め言葉ではないことが子どもはちゃんとわかるので、結果意味のない言葉になってしまいます。
幼い頃から正しく承認されていたら、子どもはどうなるか?
いつも私が口にする「自己肯定感UP」です。
そこが安定していれば、自分以外の人も大切に思える人間になります。
当園では、園児の思い・結果に至るまでの背景やプロセスを理解し、気持ちや行動を承認することに重きを置いています。
きっと、信頼している大好きなお父さん・お母さんに認められたら、もっともっと心が満たされるはずですね。